技術翻訳会社トランスワード          最新の中国経済ニュース

株式会社トランスワードが中国・大連に設立した子会社が中国の経済ニュースを日本語に翻訳し、中国の経済情報をいち早く皆様にお届けします。

117.翻訳で迷った時の判断基準〜読む人の立場になって考える

トランスワードでは会社設立直後からこれまで9年余り、技術翻訳者を養成するための講座を継続しています。生徒さんのほとんどは私が直接指導していますが、翻訳の勉強を始めたばかりの人にはほとんど例外なく、大きな問題点があります。

それは「良い翻訳文を作ってやろう。自分の実力の全てを発揮してレベルの高い翻訳にしよう。」という気持ちが強すぎ、「出来上がった翻訳文を読む人(お客様)のことをあまり考えていない。」ことです。

これは日本の学校の英語教育に問題があるからです。学校ではより高尚な文章、より複雑な擁護と文章構造の理解と作成を目的にしている傾向があります。これは明治維新直後の英語教育のままです。明治時代は外国の書籍を読んで理解し、内容を自分の物にし、文明開化に役立てる、のが外国語を学ぶ最大の目的でした。このため難解な外国語でも読める力が必要だったのです。日本はこの時代の教育方法を今も続けています。

今の翻訳の目的は言語の異なる人たちの間のスムーズなコミュニケーションを図ることです。このためには読んだ人が苦労することなしに正確に内容を理解することが一番重要です。つまり「読んだ人(お客様)が正確にかつ苦労せずに内容を理解いてくれるだろうか?」ということを第一に考えた翻訳をしなくてはなりません。これが身にしみて分かれば翻訳者としてメキメキ成長します。


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